エンライト。それはまるでハイブリットカーのような燃費技術を搭載した薪ストーブ。
従来の薪ストーブから5時間以上も薪を大切に燃やす。環境にも財布にも優しいストーブです。
エンライトにはダッチウエスト渾身の燃焼技術、リーンバーン燃焼が採用されています。
全く新たな燃焼技術が実現した“燃焼時間”と“熱量”には注目です。
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次世代燃焼方式“リーンバーン(希薄燃焼)”
エンライトの燃焼方式は、フェデラルコンベクションなどに搭載されている「キャタリティック(触媒方式)」ではとは違い、リーンバーン燃焼方式が採用されています。
◆リーンバーン燃焼方式(希薄燃焼)とは?
リーンバーン燃焼方式は、日本では希薄燃焼といわれ、自動車の燃焼方式に用いられている燃料燃焼方式です。
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通常、薪を燃やすときには、燃料(薪)の割合が1に対して空気が14の割合で燃えています。
リーンバーン(希薄)燃焼では、燃料の割合1に対して空気を20~25の割合で燃焼させています。
これにより、少ない燃料をより長く燃やし続け、より多くの熱量を発生させることが可能になりました。
◆リーンバーンの決定的弱点をを克服
リーンバーンは少ない燃料で大きな熱量を発生させることの出来る燃焼方式ですが、火が燃えるために必要とする「燃料」を極端に抑えて燃焼させるため、安定した燃焼を確保するのがとても難しいのが弱点でした。
それを克服したのが、耐火セラミックによる燃焼室壁の採用です。
耐火セラミックは、鋳鉄よりも保温性に優れ、さらに耐久性も上回ります。この耐火セラミックで燃焼室内を包み込むことで、希薄燃焼を安定させることに成功し、従来の半分の燃料での安定燃焼を実現しました。
究極の四次燃焼システムの採用
エンライトでは、少ない燃料を長時間燃やすために、リーンバーン燃焼技術とクリーンバーン燃焼技術を併用した四次燃焼システムで薪を燃やします。
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左:1次燃焼室には室内(外気)の空気を十分暖めてから薪へ供給し燃焼。
左中央:セラミック製のシューリフラクトリーから二次燃焼用の新鮮な空気が吹き付けられ、未燃焼の煙に火をつける。同時に熱を満遍なく攪拌し、セラミックの温度を800℃まで上昇させる。
右中央:2次燃焼を終えた煙はシューリフラクトリーの裏に設けられた「再燃焼ボックス」を通る際、背面から噴出される高温の空気と混じり、3次燃焼を発生させます。
右:3次燃焼を終えた煙は、煙突に排出される直前に1次燃焼と2次燃焼で強力に熱せられたインナートップを通過します。この際にさらに未燃焼成分は燃やされ、クリーンな排気として排出されます。 |
◆キャタリティックを超えた継続燃焼時間
リーンバーン燃焼技術を搭載したエンライトのすごさはなんと言っても薪の継続燃焼時間。
エンライトの中でも小さいFA247(スモール)でも燃焼時間は10時間以上。
FA249ラージサイズになれば14時間以上にもなります。
キャタリティック燃焼を採用しているフェデラルコンベクションのスモールタイプでは燃焼時間8時間以上で、エクストララージでも12時間以上なので、キャタリティックコンバスター搭載の薪ストーブよりも2時間以上薪を燃やしていられるのです。
時間にしてたった2時間という数字ですが、数十年使っていった場合の薪のランニングコストに換算するとすごい数字になります。 |
・バーモント ナイトカラー新登場
エンライトシリーズのニューカラーとして、「バーモント ナイト」が登場しました。
レアメタルであるコバルトを混合する際に発生する「藍色」と、鉄分の混合色である「黒」の絶妙なカラーです。
つや消し調の、藍黒色です。 |
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