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ダッチウエスト/Dutchwest

 「ダッチウエスト/Dutchwest」。薪ストーブに興味のある人なら一度は聞いたことのある名前ではないでしょうか。薪ストーブをライフスタイルの一部にまで押し上げ、圧倒的なテクノロジーと品質で常に業界のトップに君臨し続けるのがこのダッチウエストの薪ストーブです。


ダッチウエストの歴史

 ここでダッチウエストがたどった道のりを少しご紹介しましょう。

 世界的オイルショックが見出した薪ストーブの「価値」 

 1974年創業のダッチウエストは、1970年代のオイルショックによる薪ストーブの需要増加により世に知れ渡り、それまでは四角い鉄の塊であった薪ストーブを、当時のボイラーストーブよりも快適な暖房器具としての地位を確立し始めます。

当時はコンソリデーテッド・ダッチウエスト社という名前で、現在でも主力販売している「フェデラル・コンベクションヒーター」を販売。それまで主流だった薪ストーブとは見た目も、そしてその精密機械並みの機能と燃焼技術で世界を驚かせました。

上写真:1974年当初のフェデラルコンベクションヒーター
下写真:現行モデルのフェデラルコンベクションヒーター


 
煙をも味方にした触媒テクノロジー

 ダッチウエスト社は1984年に世界で始めて薪ストーブにキャタリティックコンバスター(触媒)を標準装備として販売します。
この触媒技術によって、熱効率は50%アップ、薪消費量25%カット、排煙の90%燃焼を実現しました。
これは当時の薪ストーブでは全く考えられなかったほど画期的な技術で、夜にくべた薪が朝まで残っているという考えられないレベルのテクノロジーでした。
上:初代フェデラルコンベクション 下:現行フェデラルコンベクション
 当時の薪ストーブは鉄製の単純な四角形の箱で、薪を一瞬で燃やしてしまうようなものばかり。
その熱効率は10%~30%程度でした。つまり薪の持つ熱量の1割~3割程度しか暖房の熱として使用できずに煙突から外に放出してしまっていたのです。
 このキャタリティックコンバスターの採用によって熱効率は60%を軽く超え、現在では
70%~80%以上の熱量を薪から取り出すことに成功しています。
現在ではクリーンバーンが多く出回っていますが、熱効率、薪消費量、燃焼時間のどれをとってもキャタリティックコンバスター(触媒)の方が上を行き、これを超える燃焼技術は現在の薪ストーブにはありません。


 
・バーモントキャスティング社との合併を経てCFM傘下へ

 どの薪ストーブメーカーにも実現できなかった高効率な燃焼技術で、ダッチウエストは薪ストーブ業界で不動の地位を確立していきます。そんな中、ダッチウエスト創設者であるブルース・マッキニーは1988年に当時から高価な薪ストーブメーカーであったバーモントキャスティングス社に自社を売却してしまいます。
 ダッチウエストの無敵の燃焼技術を手にしたバーモントキャスティングス社は、自社の製品にも触媒技術を搭載して販売を始め、成功を収めます。
バーモントキャスティングス社に買収されたダッチウエストの薪ストーブは、製造工程や工場、品名などはバーモントキャスティングス社が尊厳を守る形でそのまま継承し、当時からダッチウエストの看板ストーブであるフェデラルコンベクションヒーターは1993年にマイナーチェンジされて現在に至ります。

 ダッチウエストの買収から8年後の1996年、バーモントキャスティングス社は、CFMコーポレーションの傘下に入ることになります。CFM社は、1995年にアメリカでナンバー1の暖炉メーカーである「マジェスティック社」を買収しており、これによりアメリカ国内最大の暖炉、薪ストーブメーカーが誕生しました。


 
ダッチウエストとバーモントキャスティングス

 読んでいて「あれ?」と思った方、そうです。
ダッチウエストもバーモントキャスティングスもマジェスティックも、現在の製造会社はCFMコーポレーションなのに、日本では正規輸入店もその本社の場所も全部バラバラなんです。
 ダッチウエストとマジェスティックは北海道帯広市に本社があり、バーモントキャスティングは長野県駒ヶ根市に本社がある㈱ファイアーサイドにより輸入されています。
なぜこうなったかはCFM社員ではないので分かりませんが、それぞれの伝統の製造方法や工場、そして何よりブランドを尊重した結果、別々のブランドとして売り出しているのではなかろうかと憶測してます。
特にダッチウエストの公式HPを見ると、各ストーブに与えられているロゴがダッチウエストだったりマジェスティックだったり、マジェスティックバーモントキャスティングスと書いてあったり…こんがらがります。
製造工場や販売ラインなどでこの違いが出てくるのでしょうけど、あまり気にしないほうがいいですね。
 


正規代理店・ショールーム


ダッチウエスト帯広本社地図 ダッチウエストジャパン

  ダッチウエスト/DutchWest 本社ショールーム

  〒080-0010 北海道帯広市大通り28丁目4番地

TEL 0155-24-6085 FAX 0155-26-0506
営業時間 9:00~18:00 定休日:日曜日、祝日

アクセス
JR帯広駅から広尾方面へ車で約15分
十勝バスで広尾方面へ30分
ダッチウエスト帯広本社ショールーム

ダッチウエスト東京ショールーム地図 ダッチウエストジャパン

ダッチウエスト/DutchWest 東京ショールーム

〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-3-3 三崎町ビル1F

TEL 03-5215-0531 FAX03-5215-0535
フリーダイヤル 0120-700-027
営業時間 10:00~17:00
定休日:第2、第4土曜日・日曜日・祝日
ダッチウエスト東京ショールーム




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