・好みの材質とデザインを考える
薪ストーブの暖房能力が理想と部屋の面積の条件を満たしているならば、次は素材とデザインです。
【薪ストーブの種類・素材】の項で解説したとおり、薪ストーブには鋳物製と鋼板製の2種類があります。
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鋳物、鋳鉄製の薪ストーブ
鋳物製は熱に対する耐久性に優れ、様々な紋章や絵のようなデザインが施されているのが特徴です。
一度温まると蓄熱性に優れているので、メインの暖房器具として使用するのにオススメです。 |
鋼板、スチール製の薪ストーブ
鋼板製は、ストーブ自体の形状、デザインがとてもバリエーション豊富なのが一番の魅力。
曲げや切断が容易になったので、曲面の美しい薪ストーブも多数発売されるようになりました。 |
・燃焼方式も忘れずに考慮する
薪ストーブがエコロジーな暖房器具であることは【薪ストーブの燃焼方式】で解説しました。
薪ストーブでの暖房を志す者として、環境への配慮はしっかりと考えておきたいものです。
薪ストーブの燃焼方式によって、薪自体のランニングコストにも差が出てきます。
【薪ストーブの燃焼方式】の項でも説明しましたが、薪ストーブを主暖房としての使用を考えている方は、キャタリティックコンバスター方式(触媒方式)を選んで間違いありません。
補助暖房、または視覚的存在を希望の場合は、クリーンバーン(非触媒方式)がオススメです。
触媒方式もクリーンバーンもどちらにも長所と短所がありますので、ここはあくまで希望を優先しても良いかもしれません。 |
キャタリティックコンバスター(触媒方式)
キャタリティックコンバスター方式のストーブメーカーではやはりダッチウエストが有名。現在も主力機種は全てキャタリティックを標準装備です。やはり、多少のメンテナンスコストはかかっても、薪のランニングコストと煙の排出量を長い目で見た場合は、キャタリティックコンバスター方式の薪ストーブが群を抜いて優秀です。
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クリーンバーン(非触媒方式)
クリーンバーン方式のストーブメーカーで有名なのはモルソーやスキャンなどのアンデルセンストーブやヨツールです。今ではダッチウエストやバーモントキャスティングなどでも、クリーンバーン方式の薪ストーブの生産を開始しています。手軽で、扱いやすいストーブとしては条件を満たすストーブでしょう。 |
・自分と家族の意見を書き出してみる
薪ストーブは、自宅に導入した時点で、家族全員が触れ合うものとなります。
暖房性能やデザイン、素材はもちろんのこと、家族にも扱いやすいかどうか、ストーブで料理をしたいなどの家族それぞれの意見や要望を紙に書き出してみましょう。そうすることで、大分絞れてくると思います。
購入後に「こうしたかった」なんてことにならないよう、最後の最後までしっかりと吟味して選びましょう。
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【薪ストーブの設置場所】
次のページでは、薪ストーブの正しく効果的な設置場所、シチュエーションの紹介。
薪ストーブの設置で気をつけることと、部屋を暖めるポイントをご紹介。
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